ブルー・トレイン

ブルー・トレイン

アーティスト
ジョン・コルトレーン
パブリッシャー
EMIミュージックジャパン
価格: ¥1,100

ブルー・トレインのレビュー

成長著しいコルトレーンの姿を記録した貴重なアルバム
マイルス・デイビスのオリジナル・クインテットが一時解散し、セロニアス・モンクのコンボに参加後の、成長著しいコルトレーンの姿を記録した貴重なアルバムである。ブルーノート唯一のリーダー作でもある本作は、サイドメンが充実し、3管編成の典型的なハード・バップに仕上がっている。曖昧なフレーズもなくなりバリバリと吹きまくるトレーンは、すでに東海岸の代表的なテナー・サックス奏者に成長し、自信に満ちたプレイを見せている。ブルー・トレインの単純なテーマからソロに入って一転、うねるようなアドリブで自在にブルースを音の織物にしていくコルトレーンの楽想は素晴らしく、58年のソウル・トレインと並ぶ50年代の金字塔であり、コルトレーン飛躍の記念碑アルバムとして絶対に欠かす事が出来ない。弱冠二十歳に満たない天才トランペッター、リー・モーガンも溌剌としたバイタルなプレイを聴かせ、カーティス・フラーが加わったフロント・ラインは重厚でアンサンブル的にも優れている。ジャケット・デザインがブルーノートらしく、かっこよく決まっている点も魅力だ。この後、再びマイルスのコンボに加入し、比類なきセクステットにおいてモード・ジャズの極点を目指し「マイルストーンズ」「カインド・オブ・ブルー」の吹込みへと続くのである。
信じがたいほど、《美しい》。
私はジャズに関しては、何も知らない。持っているのは、《サラ・ヴォーン》と《ビル・エヴァンス》と、《ジョン・コルトレーン》ぐらいである。でも、このコルトレーンの『ブルー・トレイン』は、そんな初心者の私が聴いても無条件に感動してしまうほど、《美しい》アルバムである。この、端正かつ、ワイルドかつ、スタイリッシュな《美しさ》は、半端なものではない。ジャズに関してはよく知らないが、そんな私が聴いても《不朽の名盤》だと思えてしまう。イメージ的には、真夜中の都会という名の《深海》の底を、自由に泳ぎ廻っているような、そんな《蒼さ》を感じるアルバムです。
この「青」がすべて!
いいアルバムはジャケットもいい(その逆は真ならず)
ジャケの蒼さがどうにも深夜というか深海にたゆたう
気分です。明るいところで聴いてはいけないわけでは
ありませんが、できれば夜更けに一人で聴くものです。
言わずと知れたブルーノート唯一のコルトレーン。
内容も保証つきのすばらしさ。
ジャズを聴いた事がない人はまずはこれを聴いてください。